「血と汗とピクセル」書影

ゲーム開発現場の苦闘を描いた全米ベストセラー・ノンフィクション。

  • 著者:ジェイソン・シュライアー
  • 翻訳:西野 竜太郎
  • 紙版定価:1,700円+ 税
  • 四六判/並製/ 400 ページ
  • ISBN 978-4-909688-01-9 C0098
  • 2019年6月22日発売
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概要

大ヒットしたビデオゲームはどう生み出されたのか? 約百人ものインタビューから描き出される開発現場の情熱、混乱、絶望、そして歓喜。

倒産間際の崖っぷちからクラウドソーシングで起死回生した会社、たった一人で5年近くかけて開発して数十億円を売り上げた青年、リリース時に大失敗するが改善を重ねて数千万本売れたゲーム、大ヒット間違いなしとされながら開発中止で闇に消えた幻の大作など、ゲーム開発にまつわるエピソードが全10章で語られる。

具体的には「ウィッチャー3」、「スターデューバレー」、「ディアブロⅢ」、「ショベルナイト」、「アンチャーテッド4(海賊王と最後の秘宝)」、「デスティニー」といったタイトルが取り上げられている。

全米のベストセラー・リスト(※1)に入り、9か国語(※2)に翻訳された話題作。

英語原著は『Blood, Sweat, and Pixels』(HarperCollins Publishers、2017年9月)。


※1:USAトゥデイ紙(2017年9月)、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(2017年12月)、パブリッシャーズ・ウィークリー誌(2017年9月)
※2:フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語(ブラジル)、ポーランド語、チェコ語、中国語、韓国語、日本語

目次

イントロダクション
注記
第1章 ピラーズ・オブ・エターニティー
第2章 アンチャーテッド4
第3章 スターデューバレー
第4章 ディアブロⅢ
第5章 ヘイロー・ウォーズ
第6章 ドラゴンエイジ:インクイジション
第7章 ショベルナイト
第8章 デスティニー
第9章 ウィッチャー3
第10章 スター・ウォーズ1313
エピローグ
謝辞

各章詳細

第1章 ピラーズ・オブ・エターニティー

オブシディアン社は手がけていたゲームの開発中止をマイクロソフトから通告された。レイオフもしたが、倒産の二文字がちらつき始める。次の一手として、社員2名が当時注目されていたクラウドソーシングでRPGを開発したいと主張した。CEOは反対するが、とうとう折れる。そしてキャンペーンが始まると、予想外の額が集まり始める…

第2章 アンチャーテッド4

人気シリーズ第4作の開発中、ディレクターが突然退職してしまう。この事態を受け、巨大チームを率いることになったのはドラックマンとストレイリーだった。リリースまで残された時間はわずかだったにもかかわらず、2人は大幅に手を入れる決断を下す。チームはぎりぎりの状況ながら、細部にこだわって作り込んでいく…

第3章 スターデューバレー

バローンは大学卒業後、プログラマーの採用試験を受けるが通らない。そこで開発実績にしようとゲームを作り始める。自分自身を内向的と考える彼は、プログラミングから作曲まで全部一人でこなしていた。恋人であるハーグマンに収入を頼りながら、5年近くかけてついに完成させる。そしてゲームを公開すると…

第4章 ディアブロⅢ

開発に10年かかったディアブロⅢだったが、リリース直後のエラーで誰もプレイできないという悪夢のスタートを切った。新たに導入したオークション・ハウスなどもプレイヤーから批判されてしまう。しかし開発者たちはプレイヤーの声を丁寧に聞き、ゲームを一変させる拡張パックの開発に乗り出す…

第5章 ヘイロー・ウォーズ

アンサンブル社は新たな試みとして、ゲーム機向けRTS(リアルタイム・ストラテジー)の開発に着手した。RTSはゲーム機に向かないとされている風潮に対する挑戦でもあった。オリジナルのSF世界を舞台にして開発を進めていたが、突如、親会社から「ヘイロー」の世界に変えるよう通告を受ける。そしてさらに大きな出来事が…

第6章 ドラゴンエイジ:インクイジション

わずか1年という開発期間で作ったRPG「ドラゴンエイジⅡ」は批判を浴びた。ドラゴンエイジⅡで落ちてしまった評判を回復すべく、バイオウェア社は続編に着手する。美しいオープン・ワールドを構築しようと新エンジンを採用するが、もともとFPS(ファーストパーソン・シューター)用だったため開発効率は上がらず、泥沼に陥ってしまう…

第7章 ショベルナイト

ベラスコたち5人は古き良きファミコン・ゲームを彷彿とさせるタイトルを作りたいと会社に提案するが、会社の経営方針と合わずに却下されてしまう。そこで5人は退職を決意して独立する。クラウドファンディングを活用し、どうにか資金は調達できた。しかし開発期間が延びたせいで、集めた資金は底を突いてしまう…

第8章 デスティニー

「ヘイロー」で有名なバンジー社は、マイクロソフトから念願の独立を果たす。そして「デスティニー」シリーズを10年かけて5億ドルで開発するというゲーム史上最大の契約をアクティビジョン社と結ぶ。ところがデスティニーの開発中、巨大なチーム内には混乱やいさかいが絶えない。そして開発の終盤、なんとストーリーを白紙に戻す決定が下される…

第9章 ウィッチャー3

優れたRPGが少なかったヨーロッパにありながら、ポーランドのCDプロイェクト社は「ウィッチャー」シリーズで成功を収めた。続く第3作で、最低100時間は楽しめるオープン・ワールドにするという壮大な計画を立てる。しかしクエストやアートの質は落としたくなかったため、作業量は膨大になってしまう…

第10章 スターウォーズ1313

近年停滞気味だったルーカスアーツ社は、スターウォーズ1313で巻き返しを図ろうとしていた。ジョージ・ルーカスの一声で主人公を入れ替える出来事もあったが、ゲーム業界イベントE3では絶賛を受け、素晴らしい作品に仕上がる予感が漂っていた。そんな中、会社の命運を左右する衝撃的なニュースが舞い込んでくる…

正誤表

場所備考
紙版第1刷 p.90 4行目こぼれた出たこぼれて出た電子版は修正済み

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