語源による英語学習と、ファンタジーSF小説とが融合した、衝撃の語学フィクション!
物語を楽しむうちに英単語が頭に残る!
- 著者:西野 竜太郎
- 紙版情報
- 四六判/ペーパーバック/200ページ
- ISBN 9784802076784
- 発売:2017年9月
- 価格
- 電子版(Kindle):1,210円(税込)
- 紙版(POD):1,980円(税込)
ご購入
電子版
電子版はKindle本として、以下のAmazonウェブサイトからご購入いただけます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B075CVS58L/
AmazonのKindleストア「SF・ホラー・ファンタジー」部門でベストセラー1位を獲得しました(2017年9月10〜13日、12月4〜7日)。
紙版
紙版は、注文があり次第1冊ずつ印刷するオンデマンド印刷(プリント・オン・デマンド、POD)のペーパーバック本です。ペーパーバックには取り外し可能なカバーが付属していません。
内容
語源による英語学習と、ファンタジーSF小説とが融合した、衝撃の語学フィクション!
物語を楽しむうちに英単語が頭に残る!
* * *
数千年後の未来世界。
魔術「語源術」の教師エティモは、島全体が敷地となっている学校に赴任する。ある日、術で動作する偶像が暴走し、生徒を襲うという事件に出くわす。
事件の調査を進めるうち、他界した父が研究していた禁断の術の存在を知る。やがてエティモは、王国を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれる……
* * *
語源術とは、人の思念と「語源石」の力とを組み合わせ、言葉の持つ意味を具現化させる魔術だ。
「proceed」(前進する)という語源術では、ceedという語源石を握りながらpro-を思念する。これによって重い車両や石装甲を「前進」させられる。また、batという語源石を持ちcom-を思念して「combat」術を唱えることで、棍棒を持った偶像を「格闘」させることも可能だ。
もともと語源石は、旧人類が話していた「英語」という言葉から生まれた。
数千年前、旧人類は何らかの原因で99パーセント以上が一気に死滅したという。死に直面した彼らは、自分たちの想いを、当時最も話されていた英語に乗せた。死滅後も言葉はエネルギーとして地球上を漂い続けた。しかし長い年月が経つうち、それぞれの言葉、つまり英単語は、語根、接頭辞、接尾辞に分解した。
「語根」は英単語の核となる部品、「接頭辞」は語根の前、「接尾辞」は語根の後ろに付く部品だ。接頭辞と接尾辞は蒸発して消えたが、語根だけは物質化し、地上に存在するようになった。この物質化した語根こそが語源石だ。
やがて、死滅を免れた新しい人類は、語根である「語源石」を握りながら、消えた接頭辞や接尾辞を念じて補うことで元の言葉を回復させ、その言葉の持つ意味を具現化させる「語源術」を編み出したのだった。
目次
- 第1章 語源術
- 第2章 pro-とtrans-
- 第3章 ex-
- 第4章 de-
- 第5章 com-
- 第6章 dis-、inter-、そしてob-
- 第7章 re-
- 第8章 in-
- 第9章 ad-
- 第10章 sub-とpre-
- 第11章 蜂起
- 第12章 転生
- 第13章 昇天
- 付録
正誤表
現在ありません。
※誤字や脱字などがあった場合、こちらのフォームからご連絡いただけると幸いです。